知的障がい者の方々が描く感性豊かなアート作品を再編集し、プロダクトとして展開しているブランド「MUKU」。そんな社会に新しい価値を提案しているMUKUのプロダクトを、70seeds STOREからお届けします。
このページでは、ブックカバーをご紹介。製作パートナーとなったのは、「GRANESS Tokyo」。祖母から孫娘へと、世代を超えて伝わる幸せという願いが込められた純国産・東京発のバッグ&ステーショナリーブランドです。
職人歴50年以上の革職人や、創業50年以上の歴史を重ねる東京の提携工場の中で、1から100まで全ての工程を日本で行うというこだわりのもと、丁寧にものづくりを行っています。
「GRANESS Tokyo」が使用するのは、表情豊かな本革です。天然素材ならではのやさしい手触り、風合い、味わいが、デザインと技術の力で、丁寧に引き出されています。
また、職人の技術が宿る、革の加工やプリント染色技術の積み重ねにより、本革独特の上品な艶、しなやかさ、やわらかな手触りを実現しています。
繊細な技術から生まれる最高品質の「本革製ブックカバー&しおりセット」を、ぜひお楽しみください。
<Michiyo Yaegashi「ワープロ」>
八重樫道代さんはブラシマーカーを用い、躍動に満ちた膨大な形と色彩がひしめく緻密な画面を生み出す。小さな頃から塗り絵が好きだったが、初めて「自分の絵」を描き始めたのは19歳。以来、鮮烈な色彩と精緻な構成からなる作品を次々に生み出している。
<Sanae Sasaki「無題」>
佐々木早苗さんは、絵のみならず織り物や切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富むさまざまな表現を行ってきた。現在彼女が打ち込んでいるのは、通販カタログを1ページずつ、ボールペンの不思議な書き込みでじわじわと埋め尽くしていくこと。彼女は一つの仕事に集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常。
<Kiyoshi Yaegashi「家」>
一見抽象的な幾何学パターンを描いたように見える絵だが、それが独自のアレンジによって描かれた建築物だと知ったら多くの人が驚くだろう。先ほども紹介した八重樫さんは、誰に習うことなく独創によって生み出した作品数は数千点に及ぶと思われる。
※コメント欄で、種類をご指定ください。
MUKUを運営しているのは、岩手県花巻市出身の双子である松田文登(兄)さんと、松田崇弥さん(弟)。長男である翔太さんが自閉症であることもあり、崇弥さんが母親と「るんびにい美術館」(岩手県花巻市)に訪問したことがMUKUを始めたきっかけになりました。
るんびにい美術館は、知的障がい者のアート作品を取り扱っています。崇弥さんは、それらの作品に金銭的なものを全く感じず、「とにかく“描きたいから描く”アートがある」気がしたそう。翔太さんが貧困に直面していた状況も見ており、知的障がい者の新しい収益構造について話していた双子は、アートを活用したビジネスへの挑戦を決めたのです――。
【商品情報】
品名:Book cover 12,960円(1枚、税込)
発売元:MUKU PROJECT
サイズ:縦16.5×横11.6
しおりサイズ 縦8.8×横3.3
素材:牛革
【商品のストーリーを読みたい方はこちら】
https://www.70seeds.jp/muku305/