2018/03/06 14:09
こんにちは!70Seeds STORE のウィルソンです!70Seeds STOREは「ストーリーが買えるセレクトショップ」として、商品の背景にあるストーリーまでご紹介しています。
今回は、お子様の入園祝いにもぴったりな木のおもちゃ「トビー&ボコ」をご紹介します。近衛騎兵をモチーフとしたお座り人形の兵隊のトビーと、引いて遊べる馬のボコ。お馬に兵隊をのせてお散歩するおもちゃです。
馬のボコをひっぱると、上下に揺れながらトコトコと歩く姿は大人が見てもキュンとしてしまうほどの可愛さ。兵隊のトビーは、少し首がグラグラしているので、ボコの上下動にあわせて頭がゆらゆら揺れるようになっています。トビーのお尻、ボコの鞍にはそれぞれ磁石がついているので、乗り降りが可能です。
「トビー&ボコ」をひとつひとつ手づくりしている小松和人さんが、大切にしている考え方が「遊びの柱」というものです。今はひとつのおもちゃでも、たくさんの遊び方がありますよね。しかし小松さんがつくるおもちゃは「遊びの柱」を決めて、あえて「ひとつだけ」明確な遊び方を提示しています。
「例えば、泥団子。水を砂に付けて泥を作ってこねるというだけのものなので、多機能な遊び方ができるものではないんですよね。でも、小さなものをたくさん作っておままごとの材料にしたり、お団子屋さんのごっこ遊びをしたり。大きな団子を作る競争することもあれば、『白砂をかけると、すごい硬くなるぜ』なんていう根も葉もない噂も流れたりと、色々な遊び方がありました」
小松さんが言うように、私自身も泥団子のクオリティを上げるために試行錯誤を重ねるうちに日が暮れていった思い出があります。「泥で団子をつくる」という単純な遊びで、どうやって楽しめるかを無意識に考えていたんでしょうね。
「トビー&ボコ」も一見、兵隊さんを馬に乗せて遊ぶだけのおもちゃです。その「遊びの柱」を軸にして、子どもたちはどんな遊びをしていくのでしょうか。トビーはどんな国の兵隊さん?ボコは、意外にも暴れ馬かもしれません。
自分で遊び方を考えていくことで、「自主性」「他との関係性」そして「そうぞう性」の3つが育まれると小松さんは言います。自分がどうしたいのか考える力をつける「自主性」。人との関わり方を学ぶ「他との関係性」。そして、遊んだり、日々生きる中で、自分でストーリーを考えたり、物を積み上げたりすることができるようにするための「そうぞう性(想像・創造)」。
おもちゃ1つからでも、子どもたちはたくさんのことを吸収しています。そんなスポンジみたいな時期だからこそ、プレゼントするおもちゃにはこだわりたい。たくさん遊んで、たくさん想像して、たくさんアレンジを加えて。シンプルだからこそ遊び倒せる「トビー&ボコ」を、ぜひお子様に贈っていただきたいと思います。